本日は、《照光の巨匠》を謀議しながらサイズを上げ大ダメージを狙う【アゾリウスヒロイック】をご紹介していきたいと思います。
まずはデッキリストから
18:Land 4:《さびれた浜/Deserted Beach》 1:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》 4:《連門の小道/Hengegate Pathway》 5:《島/Island》 1:《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》 3:《平地/Plains》 |
28:other 4:《農家の勇気/Homestead Courage》 4:《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》 4:《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》 2:《モルデンカイネンの変身/Mordenkainen’s Polymorph》 4:《セジーリの防護/Sejiri Shelter》 4:《とんずら/Slip Out the Back》 4:《君は近づいてくる護衛兵に気づいた/You See a Guard Approach》 2:《警備の抜け道/Security Bypass》 |
14:creatures 3:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》 4:《照光の巨匠/Illuminator Virtuoso》 1:《学生の代言者、マビンダ/Mavinda, Students’ Advocate》 4:《嵐追いのドレイク/Stormchaser Drake》 2:《怪しげな密航者/Suspicious Stowaway》 |
15:sideboard 3:《監禁の円環/Circle of Confinement》 2:《救出専門家/Extraction Specialist》 2:《消えゆく希望/Fading Hope》 2:《力の天啓/Revelation of Power》 3:《呪文貫き/Spell Pierce》 1:《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》 2:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》 |

引用:マジック英語公式-6/26 STANDARD CHALLENGE
『英雄的』とはテーロスで登場したメカニズムで、「あなたが英雄的能力を持つクリーチャーを対象とする呪文を唱える」事で誘発するといったもの。
現在のスタンダードに英雄的はありませんが、今回ご紹介するデッキの核となる2体クリーチャーが英雄的と非常に似た能力を持っているため、【アゾリウス・ヒロイック】という呼び方がされています。
その核となる2体のクリーチャーがこちらになります。


誘発条件が英雄的と同じように見えますが、これらのクリーチャーは唱えたかどうかは条件に含まれていないので、《自身の誇示》などによるコピーでも誘発します。
今回のデッキリストではあまり関係ありませんが、覚えておくと役に立つ事もあるでしょう。
このデッキはクリーチャーで攻める事を主眼に置いたデッキではあるものの、他のアグロデッキのようにクリーチャーを横に並べる展開力は持ち合わせておらず、あくまで《照光の巨匠》の一点突破が最終目標となっています。
これを実現させるために《嵐追いのドレイク》によるアドバンテージでサポートしていくスタイルとなります。
これらのクリーチャーに除去耐性はないので、デッキに投入されているほとんどの呪文は、《とんずら》や《セジーリの防護》など英雄的能力の誘発と除去回避を両立出来るものになっています。



単体のカードパワーはあまり高くないため、一度息切れをすると非常に厳しいゲームになりやすい毛欠点があります。その為、《農家の勇気》のような純粋な強化呪文でプレッシャーを与えつつ、上手く相手の除去をあぶり出し回避していくプレイが要求される事となります。
一方で、とうぜん毎度都合よく《照光の巨匠》をしかるべきタイミングで引けるわけではなく、それだけに頼っていては安定して勝つ事はできません。
そこで別のダメージソースとして、《秘密を掘り下げる者》《怪しげな密航者》《学生の代言者、マビンダ》といったクリーチャーが採用されています。



《秘密を掘り下げる者》は《照光の巨匠》と同じく高クロック要因として、《怪しげな密航者》《学生の代言者、マビンダ》はアドバンテージ要因としてはっきりと役割が決まっており、一貫性のあるデッキ構成となっていますね。
今のスタンダードではちょっと珍しいアゾリウス・ヒロイック。
2桁ダメージは日常茶飯事、一撃20点のダメージもありえる爽快感抜群のデッキとなっています。
デッキも安価に組めるので、ミッドレンジには飽き飽きだという方はぜひ一度使って見て下さい。