本日は、フェッチランドや《鏡割りの寓話》などで墓地に落とした土地を、《見事な再生》で一気に上陸を誘発させる事を目的とした【ナヤ・上陸】をご紹介していきたいと思います。
まずはデッキリストから
27:Land 4:《斡旋屋一家の潜伏先/Brokers Hideout》 4:《舞台座一家の中庭/Cabaretti Courtyard》 5:《森/Forest》 5:《山/Mountain》 5:《平地/Plains》 4:《土建組一家の監督所/Riveteers Overlook》 |
22:other 2:《レンと七番/Wrenn and Seven》 4:《創発的配列/Emergent Sequence》 4:《見事な再生/Splendid Reclamation》 4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》 4:《フェリダーの撤退/Felidar Retreat》 4:《ヴァラクートの探検/Valakut Exploration》 |
11:creatures 4:《山火事の精霊/Brushfire Elemental》 4:《恐れなき雛/Fearless Fledgling》 3:《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》 |
15:sideboard 4:《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》 2:《家の焼き払い/Burn Down the House》 4:《炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt》 2:《轟く叱責/Thundering Rebuke》 3:《鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth》 |

ソース:6/23-MO・STANDARD LEAGUE
《山火事の精霊》《恐れなき雛》《カザンドゥのマンモス》といったクリーチャーでビートダウンしていく上陸シナジーを活かしたアグロデッキとなっていますが、《フェリダーの撤退》《ヴァラクートの探検》による恒久的なアドバンテージエンジンも搭載されており、粘り強く戦える柔軟性があるのも特徴的なデッキとなっています。





これらのカードを活かし続けるためには土地を置き続ける必要があるため、27枚と多めの土地に加え、クロックとマナ加速、上陸誘発に貢献する《創発的配列》が4枚と、このデッキの肝となる上陸が途切れないように工夫されています。
安定した上陸誘発をフェッチランドでさらに効果を引き上げる事で、他のアグロデッキにはない爆発力があり、それだけでもこのデッキを使う意味が出てくるでしょう。
目次
見事な再生
このデッキがリーグ戦で5-0する事ができたのは、《見事な再生》という必殺技が搭載されているのも大きな要因となっています。




フェッチランドや《鏡割りの寓話》の2章でのディスカード、《創発的配列》でクリーチャー化した土地が除去されたりなど、普通にこのデッキをプレイしていればゲームが進行するほど大量の土地が墓地へ行く事になります。
大量に墓地へ送られた土地を《見事な再生》で一気に戻す事で膨大な数の上陸が誘発し、ゲームを決める事が出来ます。
5~6枚程度でも《カザンドゥのマンモス》や《山火事の精霊》のサイズは軽く二桁に、《フェリダーの撤退》は大量のトークンからの全体強化で一気に盤面を制圧できるでしょう。
対戦相手はフェッチランドからの上陸2回誘発くらいしか想定していないので、《見事な再生》からの大量の上陸は奇襲性も高く、まさに必殺技と呼ぶにふさわしい動きをしてくれます。
まとめ
単体のクリーチャーを強化した一点突破、《フェリダーの撤退》による横並び戦略と多角的に攻める事が出来る点は他のアグロデッキにはあまりない動きで、全体除去からのリカバリーも比較的行いやすい点は非常に魅力的ですね。
3色にも関わらず土地がすべてコモンと組みやすい現代の上陸アグロ、ぜひ皆さんもお試し下さいませ。