本日ご紹介するデッキは【白単ミッドレンジ】
団結のドミナリアがリリースされるやいなや、瞬く間に黒いデッキが環境を支配するようになりました。
そんな中、マジックオンラインのスタンダードリーグで、今の環境に抗うかのようなデッキを発見しました。
それが今回ご紹介する白単ミッドレンジです。
まずはデッキリストから見ていきましょう。
23:Land 1:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》 1:《廃墟の地/Field of Ruin》 19:《平地/Plains》 2:《英雄の公有地/Plaza of Heroes》 |
22:other 2:《華やいだエルズペス/Elspeth Resplendent》 2:《放浪皇/The Wandering Emperor》 2:《告別/Farewell》 2:《大群退治/Vanquish the Horde》 2:《運命的不在/Fateful Absence》 4:《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》 4:《永岩城の修繕/The Restoration of Eiganjo》 4:《婚礼の発表/Wedding Announcement》 |
15:creatures 4:《野心的な農場労働者/Ambitious Farmhand》 2:《夜明けの空、猗旺/Ao, the Dawn Sky》 2:《救出専門家/Extraction Specialist》 3:《セラの模範/Serra Paragon》 4:《神憑く相棒/Spirited Companion》 |
15:sideboard 1:《セラの模範/Serra Paragon》 1:《華やいだエルズペス/Elspeth Resplendent》 1:《告別/Farewell》 1:《運命的不在/Fateful Absence》 2:《監禁の円環/Circle of Confinement》 2:《獅子の飾緒/Lion Sash》 4:《黄昏の享楽/Sunset Revelry》 2:《一時的封鎖/Temporary Lockdown》 1:《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》 |

引用:マジック英語公式-9/12STANDARD LEAGUE
まず注目すべきは、アドバンテージの取れるカードがこれでもかというほど盛り込まれている点です。
序盤の安定性を支える2種の2マナクリーチャー、《野心的な農場労働者》《神憑く相棒》
1/1という最低限のサイズではあるものの、土地サーチとドローによって最序盤の安定性に大きく貢献し、全体除去までの時間稼ぎとして被ダメージを抑える役割も兼ねています。


これらの2マナクリーチャーを《救出専門家》や《永岩城の修繕》で釣り上げる事でさらなるアドバンテージを獲得。
《救出専門家》は《ヴェールのリリアナ》にも強く、ロングゲームに持ち込みたいこのデッキとっては絆魂もありがたく、除去の多い今の環境的にも効果的に働きます。


団結のドミナリアの注目カードのひとつ、《セラの模範》もこのデッキに非常にマッチした1枚です。
《セラの模範》→《永岩城の修繕》or《救出専門家》→《野心的な農場労働者》or《神憑く相棒》と1枚で一気に3つのパーマネントを展開する事も可能で、消耗戦になりやすいミッドレンジ対決では決定打となる事も少なくないでしょう。
《セラの模範》自体に除去耐性は無く、それなりにマナもかかるので対処されやすいですが、《夜明けの空、猗旺》《華やいだエルズペス》から急に出てくる事もあるので、充分な活躍が期待できます。


このようにこの白単ミッドレンジは、墓地にあるカードを最大限活用しつつ、釣り上げるカードがそのまま相手にプレッシャーを与えられるもので構成された、シナジー満載のリアニメイトデッキとなっています。
墓地を使い回すのは黒の得意技ですが、黒いデッキが大流行している中で白単色がこのような動きをすろのは非常に面白いですね。
その他呪文に関して、残ったスロットは除去に充てられており、単体除去には現在の白いインスタント除去として定番の2枚である《冥途灯りの行進》と《運命的不在》が、全体除去には《告別》と《大群退治》が採用されています。
《告別》は自身のカードも追放されるので、墓地を使い回すこのデッキでは何を選択するか、どのタイミングで唱えるかしっかり見極めていく必要がありますね。
今回は以上となります。
単色なので《アダーカー荒原》のようなダメージランドが無く、団結のドミナリアからは《英雄の公有地》と《セラの模範》くらいしかないので、比較的カードも集めやすいのではないでしょうか?
興味のある方はぜひ試してみて下さい。
それではまた