大量の装備品をファイタークラスや熱烈な勇者でサポートし攻め立てる、パイオニア版ハンマータイム(パイオニア)【Today’s featured deck】

今回ご紹介するデッキはハンマータイム。

ハンマータイムといえば今やモダンを代表するデッキのひとつで、《巨像の鎚》を《シガルダの助け》で装備コストを踏み倒すコンボを搭載したアグロデッキです。

《石鍛冶の神秘家》や《純鋼の聖騎士》といった強力なカードによるバックアップや、《墨蛾の生息地》による一撃必殺もありモダン環境において一大勢力を築くに至りました。

さて、そんなハンマータイムですが、《巨像の鎚》と《シガルダの助け》はパイオニアでも使用可能のためデッキとして成立させる事ができます。
とはいえパイオニアには《石鍛冶の神秘家》や《純鋼の聖騎士》は無く、《武器庫の開放》のような似たような役割でもカードパワーに難があるようなものも多く、まだ目立った活躍には至っていませんでした。

しかしながらマジックオンラインにて、今までとはまた少し違った構成のハンマータイムが結果を残していたので、今回はこちらのデッキをご紹介していきたいと思います。

まずはデッキリストから

7/14:MO-PIONEER LEAGUE(5-0) 使用者:CUTECHANDRA19
20:Land
4:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
1:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》
4:《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
1:《山/Mountain》
4:《針縁の小道/Needleverge Pathway》
1:《平地/Plains》
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance》
19:other
4:《巨像の鎚/Colossus Hammer》
4:《長所食い/Eater of Virtue》
2:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
1:《影槍/Shadowspear》
4:《ファイター・クラス/Fighter Class》
4:《シガルダの助け/Sigarda’s Aid》
21:creatures
1:《命の恵みのアルセイド/Alseid of Life’s Bounty》
4:《熱烈な勇者/Fervent Champion》
4:《癒し手の鷹/Healer’s Hawk》
4:《月恵みのクレリック/Moon-Blessed Cleric》
4:《兎電池/Rabbit Battery》
4:《速太刀の擁護者/Swiftblade Vindicator》
15:sideboard
2:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
4:《アダントの先兵/Adanto Vanguard》
4:《高山の月/Alpine Moon》
1:《湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring》
4:《引き裂く流弾/Rending Volley》
ソース:マジック英語公式 7/14:MO-PIONEER LEAGUE

《巨像の鎚》を《シガルダの助け》を軸にしたアグロデッキという点ではモダンと同じですが、《石鍛冶の神秘家》や《純鋼の聖騎士》が無い事を別のカードで補っています。

《ファイター・クラス》は、レベル2での装備コストの軽減とレベル1でのサーチ能力から、《石鍛冶の神秘家》と《純鋼の聖騎士》の中間のような働きが期待できます。
《熱烈な勇者》があれば一気に装備コストが(5)も軽減される事になるので、《巨像の鎚》を自力で装備する事も可能になっていきます。

そしてもうひとつこのデッキで特筆する部分として《長所食い》があります。

長所食い

《巨像の鎚》が装備出来ない時や状況に応じて別の装備品を用意したい所ですが、モダンの《カルドラの完成体》や《殴打頭蓋》のような、単体でフィニッシャーになり得るほどの装備品はそうそうありません。

そこで白羽の矢が立ったのがこの《長所食い》です。

マナコスト・装備コストも非常に軽く、《速太刀の擁護者》や《癒し手の鷹》など装備して殴るだけでも結構なプレッシャーになる上に、除去されても後続のクリーチャーがこれらのキーワード能力を持つため、機能し始めるとデッキのあらゆるクリーチャーが対戦相手の脅威となっていきます。

特に《速太刀の擁護者》は3つのキーワード能力により《長所食い》との相性は抜群で、なおかつ《巨像の鎚》装備で3ターン目に20点アタックという破壊力もあり、このデッキの中核的なクリーチャーと言えます。

その他脇を固めるカードとしてデッキに速さをもたらす《兎電池》、キーカードのひとつである《ファイター・クラス》をサーチできる《月恵みのクレリック》の採用がされており、《月恵みのクレリック》は状況に応じてエンチャントでもある《命の恵みのアルセイド》をサーチするといったシルバーバレッド戦略も取り入れられています。

今まであまり目立った活躍がなかったパイオニアのハンマータイムですが、今回のデッキは《ファイター・クラス》や《長所食い》など最近のカードを使って上手くカバーしておりまとまった構成になっています。

モダンのハンマータイムと同様、《巨像の鎚》と《シガルダの助け》の爆発力は健在で非常に爽快感のある同デッキ、除去に注目度が高まっているパイオニアでぜひ使用してみて下さい。

それではまた。

管理人

管理人

MTG歴20年以上(一応)
現在はMTGアリーナとマジックオンラインを中心に活動しています。
どちらかというとリミテッドより構築好きです。

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