(エクスプローラー)密かに勢力拡大中!ラクドスへの対抗馬となれるか?緑単アグロ【Today’s featured deck】

本日はエクスプローラーから、【緑単アグロ】をご紹介したいと思います。

エクスプローラーではラクドスサクリファイス、ラクドスミッドレンジがトップに君臨しており、緑単アグロのような除去の薄い王道のアグロデッキでは厳しい環境だという印象がありました。

しかし先週MTGアリーナにて行われたThe Pizza Box Open: Explorer(参加者104名)で、緑単アグロは使用者が全体で6名と少数派ながらも、トップ10の中に3名が残っておりかなりの好成績を残す結果となりました。

今回は、そんな大躍進を遂げた緑単アグロの強さを紐解いてみたいと思います。

まずはデッキリストから

The Pizza Box Open: Explorer(4位) 使用者:Tom Maxwell
21:Land
15:《森/Forest》
3:《ハイドラの巣/Lair of the Hydra》
2:《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis》
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
9:other
2:《グレートヘンジ/The Great Henge》
3:《原初の力/Primal Might》
4:《集合した中隊/Collected Company》
30:creatures
4:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4:《群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leader》
4:《老樹林のトロール/Old-Growth Troll》
4:《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
4:《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
2:《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
15:sideboard
4:《強行突破/Ram Through》
3:《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》
3:《クロールの銛撃ち/Kraul Harpooner》
2:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse》
1:《タミヨウの保管/Tamiyo’s Safekeeping》
1:《原初の力/Primal Might》
1:《探索する獣/Questing Beast》
引用:MTGMLEE-The Pizza Box Open: Explorer

デッキ全体の動きとしては非常にわかりやすい。

2種のマナクリーチャーを軸とした緑単色の高速アグロデッキ。

このデッキが今回活躍出来た原動力となっているのも、まさにそのマナクリーチャー達であるのは間違いありません。

《ラノワールのエルフ》、そして『エクスプローラー・アンソロジー1』で《エルフの神秘家》が収録された事で、殴れる1マナのマナクリーチャー8枚体制が可能となりました。

2ターン目に3マナ捻出の安定度が大きく上がった事で、3マナ域の強力クリーチャーを多用しやすくなっています。

今回のデッキで採用されている3マナクリーチャーは《老樹林のトロール》《鉄葉のチャンピオン》《恋煩いの野獣》《不屈の神ロナス》で、これらのクリーチャーは環境的にもマッチしており納得の採用と言えます。

どのクリーチャーも3マナとしては非常にサイズが大きく、ラクドスミッドレンジでお馴染みの《砕骨の巨人》《墓地の侵入者》《ゲトの裏切り者、カリタス》の当たり負けせず、組み合わせ次第では一方的に打ち取る事も可能なほどです。

そのうえでこれらのクリーチャーは除去耐性やアドバンテージを取りやすいので、ただ展開していくだけで、いつのまにか有利な盤面になっていく事も珍しくありません。

また、《鉄葉のチャンピオン》はラクドスサクリファイスに対して強く、《大釜の使い魔》や《敵対するもの、オブ・ニクシリス》から生成されるトークンを無視できる点が非常に優秀です。

一方でマナクリーチャーは確かに強力だけれど、除去されやすいというのは無視できません。

1マナのマナクリーチャーは1マナの除去でやられていくのもまた昔からよくある光景ですからね。

そうなった時にいかに2ターン目の動きを強くするか、というのもまた重要になってきます。

《漁る軟泥》は納得の1枚。
大抵のマッチアップで一定の働きをしてくれるユーティリティカード。

もうひとつが《群れ率いの人狼》
こちらはスタンダードの緑単アグロでも定番の2マナクリーチャーですね。
2マナ3/3は申し分ないサイズであるという事に加え、恒久的なアドバンテージ得るのは相変わらず強力。
基本的にマナクリーチャー以外と一緒に攻撃していたらドローする事ができます。
ラクドスミッドレンジが環境上位にいる以上消耗戦になりやすいので、ドロー手段は重要ですね。
《砕骨の巨人》にいいようにやられないサイズも非常にありがたい。

《漁る軟泥》《群れ率いの人狼》どちらもマナを注げばサイズが大きくなるので、デッキのコンセプト的にも非常に噛み合ったものになっています。

3マナ域のクリーチャーが強力なので、あえて4マナ以上のクリーチャーを入れる必要がありません。
クリーチャーは全て3マナ以下で構築出来るので、となれば《集合した中隊》の採用は必然と言えます。
さらにクリーチャーのサイズの大さから《グレートヘンジ》も無理なく使用可能。

採用されているクリーチャーはある程度環境に合わせてチョイスされていますが、単体のカードパワーが高く、相手のデッキが何であれ雑に展開して殴っていくだけでも勝ててしまいます。

相手に依存しない強さがあるのも魅力ですね。

今回は以上となります。

同じ緑単アグロでもプレイヤーによっては構成が異なっており、マナクリーチャーを採用していないタイプもトップ8入賞を果たしています。

非常に完成度が高い印象を受けた同デッキ、今回の活躍から対策されて厳しくなるのか、あるいはものともせず今後もさらなる躍進をしていくのか、今後の動向に注目していきましょう。

それではまた。

管理人

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MTG歴20年以上(一応)
現在はMTGアリーナとマジックオンラインを中心に活動しています。
どちらかというとリミテッドより構築好きです。

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