その時々で気になったデッキをフォーマットを問わず紹介していきます。
本日ご紹介するデッキは、《報復招来》で墓地にある《ヴェロマカス・ロアホールド》を戦場に呼び戻し、一気に畳みかける豪快なコンボデッキ【ボロス・リアニメイト】
マジックオンラインで行われたスタンダードリーグにて、5-0の好成績を収めたものを紹介します。
まずはデッキリストから
21:Land 1:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》 4:《怒静の交錯/Furycalm Snarl》 1:《ジェトミアの庭/Jetmir’s Garden》 1:《山/Mountain》 4:《針縁の小道/Needleverge Pathway》 6:《平地/Plains》 4:《日没の道/Sundown Pass》 |
32:other 3:《放浪皇/The Wandering Emperor》 1:《天使火の覚醒/Angelfire Ignition》 1:《払拭の斬撃/Banishing Slash》 1:《ドゥームスカール/Doomskar》 4:《エメリアの呼び声/Emeria’s Call》 4:《報復招来/Invoke Justice》 4:《身震いする発見/Thrilling Discovery》 4:《ドラゴンの火/Dragon’s Fire》 2:《ポータブル・ホール/Portable Hole》 4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》 4:《永岩城の修繕/The Restoration of Eiganjo》 |
7:creatures 4:《聖域の番人/Sanctuary Warden》 3:《ヴェロマカス・ロアホールド/Velomachus Lorehold》 |
15:sideboard |
目次
デッキ詳細
キーカードは前途で述べた《報復招来》と《ヴェロマカス・ロアホールド》


デッキの動きは非常にシンプルで、何らかの方法でヴェロマカス・ロアホールドを墓地に落とし、報復招来で釣り上げる。
9サイズが大きくなったヴェロマカス・ロアホールドで大ダメージを与えていく、というものになっています。
第二のフィニッシャーとして、除去耐性のある《聖域の番人》が採用されています。
報復招来で乗る+1/+1カウンターを、トークン生成&ドローに充てる事ができ非常に相性が良いからです。

ボロス・リアニメイトはミッドレンジ
リアニメイトデッキにとって「何を墓地から釣り上げるか」は非常に重要な要素であることは間違いありませんが、もうひとつ重要な要素として、「どうやって墓地の送るか」というものがあります。
せっかくコストを踏み倒す事ができるのに墓地送る方法がなくては意味がありませんからね。
このデッキ環境上位のデッキと渡り合えているのも、捨てるカードの優秀さにあるといっても過言ではありません。
このボロス・リアニメイトにおけるディスカード手段は主に以下のものが採用されています。



この中でも《鏡割りの寓話》と《永岩城の修繕》は、捨てる手段としてだけでなく、マナ加速や盤面を支える役割も兼ねており非常にデッキにフィットしています。
レガシー等と違い、捨てる手段も釣り上げる手段も限られているスタンダードでは、すみやかにコンボを成立させるのは難しいため、別方向からの勝ち筋が求められます。
このデッキにおける別方向からの勝ち筋とは、「マナ加速からの素出し」になります。
つまりこのデッキは一撃必殺特化のコンボデッキではなく、「リアニメイトの要素を取り入れた赤白のミッドレンジデッキ」となるわけですね。
おわりに
ボロス・リアニメイトが何度もデカブツを釣り上げれるミッドレンジと考えると、ミッドレンジが環境に溢れる現在のスタンダードで戦えるのも納得と言えます。
釣り上げる先として、《産業のタイタン》なども他にも強力なクリーチャーは多数存在しますし、多色化が容易な現環境ではまだまだ進化する余地はあるかもしれませんね。
皆さんもコストを踏み倒す快感を味わってみてはいかがでしょうか?
それでは今回はこのへんで。