12/9にMTGアリーナ専用の新フォーマット『Alchemy/アルケミー』が実装される事が公式より発表されました。
目次
アルケミーとは
使用可能カードはスタンダードと同様のローテーションに、デジタル専用カード『アルケミー:イニストラード』が加わったものになります。
現行スタンダードから11枚のカードが再調整され、 『アルケミー:イニストラード』 から今までにない全く新しいカードが63枚登場します。
アルケミーを実装するに至った経緯
『アルケミー』はデジタル主体のプレイヤーに向けて作られました。
これらのプレイヤーはコンテンツの消費速度が速く常に新鮮なメタゲームを求めていますが、一方でテーブルトップと同じ環境に重きを置くプレイヤーが多くいるのも事実。
カードの再調整やデジタルならではの新メカニズム導入など、早い変化を実現する為、そして現行のスタンダードに影響を出さない為に『アルケミー』を導入する事となりました。
デジタル専用セット 『アルケミー:イニストラード』 について
今後はヒストリックやヒストリック・ブロールなど、『アルケミー』以外のデジタル専用フォーマットでも『アルケミー:イニストラード』 を使用可能にする予定。
今回の新規カードは全て『アルケミー:イニストラード』のパックから入手する事が出来ます。
パックはMTGアリーナのストアから購入可能です。
新メカニズム「呪文書からドラフトする/drafting a card from a spellbook」

【Ishkanah, Broodmother】の起動型能力は、2マナを支払い自分の墓地からカードを2枚追放する事で『呪文書からドラフトする』という効果が発揮されます。
能力を起動すると、特定のカードリストからランダムに3枚のカードが掲示され、その中から好きなカードを1枚選び手札に加える事ができます。
ゲーム内では『ダンジョン』のように該当のカードを右クリック(スマートフォン等では長押し)する事で詳細が確認できます。
調整カード一覧
アールンドの天啓
調整前 調整後
変更点
・予顕コストが通常のマナコストと同様『5青青』の7マナに。
・予顕からプレイした場合でないと『鳥・トークン』が出ないように変更。
エシカの戦車
調整前 調整後
変更点
・戦場に出た時に生成される2/2の『猫・トークン』の数が1体に。
・『搭乗4』が『搭乗2』へ。
不詳の安息地
調整前 調整後
変更点
・クリーチャー化した時のサイズが3/3へと変更。
黄金架のドラゴン
調整前 調整後
変更点
・『宝物トークン』が生成される条件、『呪文の対象になるたび』の部分が削除。
光輝王の野心家
調整前 調整後
変更点
・能力が誘発するタイミングが、『終了ステップの開始時』に変更。
創造の座、オムナス
調整前 調整後
変更点
・マナコストに不特定マナ1つ追加され5マナに。
・戦場に出た時の誘発型能力が、『占術1』へと変更。
星界の霊薬
調整前 調整後
変更点
・ライフを得た時に『占術1』が追加。
デミリッチ
調整前 調整後
変更点
・サイズが『4/3』から『4/4』へと変更。
ドルイド・クラス
調整前 調整後
変更点
・レベル3のコストが『4緑』から『2緑』へと変更。
ウィザード・クラス
調整前 調整後
変更点
・レベル3のコストが『4青』から『2青』へと変更。
世界を彫る者、ファイラス
調整前 調整後
変更点
・【世界を彫る者、ファイラス】に『トランプル』が追加。
・『上陸』時に『それはターン終了時までトランプルを得る』が追加。
調整されたカードに関して
再調整されたカードが作成された場合、そのカードの通常版ですでに所持しているプレイヤーには、その枚数分調整版のカードが配布される予定です。
もともと通常版の【エシカの戦車】を3枚所持しているとしたら、調整版の【エシカの戦車】が同じ3枚分無料で配布されます。
これは入手方法を問う事はなく、パックを開封して引き当てたもの、リミテッドでピックした時、ワイルドカードで作成した時、いずれの入手方法でも同じです。
『アルケミー』もMTGアリーナの主要フォーマットに
ランク戦、非ランク戦、BO1、BO3を問わずスタンダードやヒストリックと同様、様々なイベントが組まれます。
今後は『アルケミー』も主要フォーマットのひとつとして考えられており、MTGアリーナ内における競技レベルのトーナメントでも採用される予定となっています。